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【万年疲労を解消】あなたの不調はどのドーシャタイプ?アーユルヴェーダ体質別リセット法

こんにちは!アクリティアーユルヴェーダヨガスクール代表小山内愛です


ネパール・アーユルヴェーダでは、わたし達の身体と心は、「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」という3つのエネルギー(ドーシャ)のバランスで保たれていると考えます。


ストレスや環境の変化、間違った生活習慣によってドーシャが乱れると、そのタイプ特有の不調や疲れが出ます。


自分のドーシャタイプを知り、タイプに合ったアーユルヴェーダや生活習慣を取り入れることで、本来の健康な状態を取り戻し、疲れにくい自分になりましょう。



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🔎 Step 1:簡単チェック!あなたの「乱れている」ドーシャは?


以下の3つのタイプの中で、今のあなたの状態に最も当てはまる項目が多いタイプをチェックしてください。



A. ヴァータ(Vata)の乱れが強いサイン

体が冷えやすい、乾燥肌、便秘になりがち

関節からバキバキ音が鳴ることがある

ぐっすり眠れず、不眠や不安感がある

頭痛やめまいが起こりやすい

不安・心配性で落ち着かない

食事や睡眠の時間がバラバラになりがち


B. ピッタ(Pitta)の乱れが強いサイン

胃炎や逆流性食道炎など胃腸の炎症がある

目が充血しやすい、発疹が出ることがある

過剰な発汗や体の熱っぽさを感じやすい

イライラしやすく、すぐに怒りっぽい

競争心が強く、疲れても無理をしてしまう

辛い食べ物や熱い飲み物を好む


C. カファ(Kapha)の乱れが強いサイン

体が重だるく、むくみや体重増加が気になる

鼻炎や痰が絡むことがよくある

無気力で、とにかく眠くて仕方がない

変化を嫌い、運動不足になりがち

朝起きるのが苦手で、なかなか体が動かない

甘いものや油っぽいものがやめられない



🌿 Step 2:【タイプ別解説】乱れたドーシャを整えるヨガ&セルフケア


A. ヴァータ(Vata)の乱れ:不安と消耗の対策


①乱れの原因: 忙しすぎ、不規則、体の冷え、頭の使いすぎ。


②ケア: 安定(グラウンディング)と温め


③解決ヨガ: ゆっくりとした呼吸と動き(リストラティブ、ハタヨガ)。立位や座位で大地に根付く感覚を重視するポーズ(例:ダウンドッグ、開脚前屈、木のポーズ)


④食事/習慣: 温かいものを規則的に摂る。温かいごま油でのセルフマッサージ(アビヤンガ)で安心感を高める。夜更かしを避ける。



B. ピッタ(Pitta)の乱れ:熱とイライラの対策


①乱れの原因: ストレス、過度な競争、熱中しすぎ、辛い食べ物。


② ケア: クールダウンと手放し 


③解決ヨガ: リラックスを深めるポーズ(例:ガス抜きのポーズ、魚のポーズ)。月礼拝など、穏やかでリズミカルな動き。呼吸は吐く息を長くし、クールダウンを意識。


④食事/習慣: 刺激物(カフェイン、辛いもの)を避ける。自然の中で過ごす、頑張りすぎないことを自分に許可する。



C. カファ(Kapha)の乱れ:停滞とだるさの対策


①乱れの原因: 運動不足、過食、過剰な睡眠、変化のなさ。


②ケア: 刺激と活動と軽やかさ


③解決ヨガ: ダイナミックな動き(太陽礼拝、ヴィンヤサ)。逆転のポーズやねじりのポーズで体内の滞りを流す。


④食事/習慣: 甘いもの、油ものを減らす。朝早く起きる習慣をつける。食後に散歩するなど、軽やかに体を動かす時間を作る。




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ヴァータタイプ(不安、冷え、不規則なあなたへ)

「夜、布団に入っても、頭の中だけはなぜか止まらない…」


仕事の疲れより、むしろ心や頭の疲れが溜まっていませんか?あなたの「そわそわ」は、体が軽やかで繊細なヴァータのエネルギーが乱れているサインです。


カフェインで無理に集中したり、情報過多で頭を使いすぎるのは、もうやめましょう。


ヴァータタイプに必要なのは、「安心感」と「大地に根付く感覚」です。


たった5分、夜寝る前に座って目を閉じ、足の裏が床にしっかりついていることを感じるヨガのポーズをしてみてください。あなたの心はすぐに静まり、冷えた体にも穏やかな温かさが戻ります。



ピッタタイプ(イライラ、胃痛、頑張りすぎるあなたへ)

「休憩なんていらない。もっと完璧にできるはずなのに、なぜ…」


強い責任感と情熱を持つピッタタイプは、疲れても休むことを拒否し、その熱がイライラや胃の不調となって自分を攻撃してしまいます。頑張り屋なあなただからこそ、疲れているのに休めないんです。


頭に溜まった熱を冷ます必要があります。


ランチの後の熱いコーヒーを、ミントティーや常温の水に変えてみませんか?仕事の合間に、ただ目を閉じて深呼吸をするだけでも十分です。


ピッタタイプに必要なのは、「クールダウン」と「手放し」です。


ヨガで汗を流すのも良いですが、時々力を抜いて、休むこと、「完璧じゃなくても大丈夫」と自分に言ってあげましょう。それが、長い目で見て一番の生産性につながります。



カファタイプ(だるい、むくみ、動きたくないあなたへ)

「朝、目覚ましが鳴っても、布団から一歩も出たくない…」


水と地のエネルギーを持つカファタイプは、疲れが「重さ」や「だるさ」、「むくみ」となって現れます。停滞しているからこそ、無気力になり、「動きたくない」と体が訴えるのです。


だるさに負けて動かないでいると、体内の停滞はますますひどくなってしまいます。


カファタイプに必要なのは、「刺激」と「活動」です。 


朝起きたら、まず顔を洗う代わりに手足を温かいお湯と冷たい水で交互に洗ってみてください。そして、少しだけ背筋を伸ばし、体をひねるヨガのポーズを。



たったこれだけで、体内の停滞が動き出し、だるさの霧が晴れ、軽やかに一日をスタートできるようになります。




「自分の疲れ」を、単なる「疲労」で片付けないでください。

それは、あなたのドーシャが「生活習慣を見直して!」と送っている、大切なSOSです。


ヨガは、激しい運動で疲労を上書きするものではありません。呼吸を通じて自分の心と体を繋ぎ直し、乱れたバランスを本来の状態に戻してくれる、古代ネパールのアーユルヴェーダからの知恵です。


自分のタイプに合わせたヨガやセルフケアを、今日から「ちょっとだけ」取り入れてみませんか?きっとあなたは、疲れ知らずの「本来のあなた」に出会えるはずです。




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