
ネパールヒマラヤの恵みと浄化力🇳🇵アヴィヤンガ好転反応について
- 小山内愛

- 11月11日
- 読了時間: 4分
こんにちは!アクリティアーユルヴェーダヨガスクール代表小山内愛です
ネパール。そこは、世界最高峰の山々が連なり、清らかなヒマラヤの空気が流れる、特別な場所です。
アクリティは、ネパール現地のアーユルヴェーダを扱う、日本で唯一のアーユルヴェーダスクールです。

この地で受ける伝統的なアーユルヴェーダのトリートメント、アヴィヤンガ(全身オイルマッサージ)は、単なるオイルマッサージではなく、心身を深く浄化する儀式です。
ネパールの澄んだエネルギーはさらに、デトックス作用をさらに高めますが、それゆえに浄化反応がでます。これを、アーマ・パチャナ(ĀmaPacana)と言います。
「アーマ(毒素)」を「パチャナ(消化・分解・排泄)」するプロセス。
体内に溜まっていた毒素(アーマ)が溶けだし、体外に排出されやすい状態になる(または実際に排出される)過程全体を指します。デトックス反応は、このアーマ・パチャナが活性化しているサインです。
この記事では、ネパールでのアヴィヤンガ体験を最大限に活かすために、デトックス反応の具体的な症状と、ヒマラヤの地で過ごす際の特別な対処法をご紹介したいなと思います。

ネパールのアヴィヤンガが持つ特別な力 ✨
ネパールは、インドと並びアーユルヴェーダが深く根付いた地域です。
この地受けるアヴィヤンガには、他の場所にはない特徴があります。
①ヒマラヤの薬草の力
施術に使われるオイルには、ヒマラヤ山脈の麓で育まれた生命力あふれる高山植物の薬草やスパイスがが使われることが多く、その成分が肌から深く浸透し、デトックス作用を強力に後押しします。
②清浄な空気とエネルギー
標高の高い場所特有の清浄な空気と大地のエネルギーが、心身のリラックスと浄化を自然に促します。トリートメントの効果が増幅されやすい環境です。
ネパールに滞在しているだけで、デトックスを感じる方も多いです。
③質の高いセサミオイル
特にネパールでは、純粋なセサミオイル(ごま油)をベースにしたものが使われることが多く、この温かいオイルが体内の毒素(アーマ)を体表近くに集め、排泄の準備を整えます。

アヴィヤンガ後のデトックス反応とは?
アーユルヴェーダのデトックス反応とは、治療やデトックスによって体内に溜まっていた老廃物や毒素が排出される過程で、一時的に現れる不快な症状のことです。
これは、体が良い状態へ向かうための通過点であり、ネパールのアーユルヴェーダ浄化力が、体質改善を進めているサインだと捉えましょう。
ネパール滞在中に起こりやすいデトックス反応の症状は通常、施術後数時間から数日にわたって現れます。
わたしの場合、滞在中はずっとデトックス反応が出ていましたが、体やメンタルがどんどん軽やかになっていくのを感じていました。

標高差による影響と混同しやすい眠気・倦怠感
症状: 非常に強い眠気や、体がだるく重く感じる倦怠感。
ネパールでの理由: アヴィヤンガによる深いリラックスに加え、標高の高い場所では酸素濃度が薄く、より休息が必要になるため、倦怠感や眠気が強く出やすい傾向があります。
排泄の変化(デトックスサイン)
症状: 尿や便の回数・量が増える、発汗の増加、目ヤニや鼻水など。
理由: 毒素や老廃物を体外に出そうとする浄化作用です。新鮮な薬草オイルの働きが強いため、排泄が活発になりやすいです。
皮膚の変化
症状: 一時的な発疹、ニキビ、かゆみなど。
理由: 蓄積されていた毒素が皮膚から出ようとしています。乾燥しやすいネパールの気候で、オイルが毛穴から毒素を押し出しているサインでもあります。

ネパールでは、ミネラルウォーターよりも沸騰させた清潔なタトパニ(白湯)を飲みます。
白湯は体内に残ったオイルと毒素を効率よく体外へ排出するのを助ける力があります。
冷たい水は体温を下げ、デトックスを妨げてしまうからです。
現代社会を生きるわたし達は、情報過多やストレス、多忙な毎日のなかで、知らず知らずのうちに心身のバランスを崩しがちです。
アヴィヤンガは、ただの贅沢なマッサージではありません。
古代から受け継がれてきた自分自身を慈しむ時間。
心と体を深く癒し、本来の輝きを取り戻すための、優しく力強い習慣です。
もし今、あなたが少しでも疲れを感じていたり、自分を労わる時間が必要だと感じているなら、ぜひ一度、体験していただきたいです。
温かいオイルが全身に染み渡るとき、きっと心も体も深く安らぎ、再び前に進むための活力が湧いてくるのを感じられると思うんです。
あなたがあなた自身を大切にすること。
ネパール・アーユルヴェーダアヴィヤンガは、
それに気付かせてくれるはずです。




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